人間学の道案内


ブログ形式で人間学の入門講座のようなものをやってみたいと学会に申し出たところ、代表理事の瀧順一郎先生から快諾のご返答をいただきました。おそらく月に一度か二度の投稿になるかと思いますが、「web講座」という形で、昨今の人間学研究の動向や人間学の魅力について、自身の思うところをフランクに語ってみたいと思います。

研究会員 関根 均


文学と人間学

【第1回】 夏目漱石という人物/漱石の三つの体験/近代文学の中心軸の形成


人間学の現在

(1)

(2)人間の類型/人間を類型に分類する意義/「実存」の概念の目覚め

(3)人間観の五つの類型/「ホモ・ロクエンス」という人間観/「アニマル・シンボリクム」/「ホモ・シグニフィカンスの人間観」

(4)人間学の誕生/ソクラテスの業績

(5)人間学の成立根拠/人間学の意義

(6)ジャーナリズムと人間学/実学としての人間学

(7)人間の初期設定/人間学に公理はあるか/特別な哺乳類としての人間/新しい人間学の構想
(8)『人間学とは何か』の概要/人間学の二つのテーマ/「意味」を求める存在としての人間
(9)人間の存在構造の問題/世界認識の窓口としての言語
(10)「ミニマム人間学」の功績と限界/デカルト哲学の功績と限界/浮上する「存在論」の問題
(11) 新たな哲学の扉を開いた「情然」という発想思想の核となるいくつかのキーワード /なぜ『情然の哲学』なのか   
(12)『情然の哲学』の魅力/哲学の原点回帰/『情然の哲学』の功績
(13)点と線と面と立体/数字と文字と音符/数の「隙間」問題/「差異」と「間」と「関係」と「場」
(14)「情」と「心」のトートロジー/「ありのままの事実」としての「情」/「情然」が意味するもの/最強のヒューマニズム思想/昨年度の学会活動

(15)聖書が語る世界の成り立ち/キリスト教と西洋思想/「情然」と西洋思想/「情然」と東洋思想/「神の愛」と「情然」

(16)ミクロの世界の常識/高校で学ぶ素粒子の世界/マスターキーとしての「情然」/新しい会員特典のお知らせ

(17)『情然の哲学』の核心部分/「偶然」を担保する「必然」/「情」がもっている普遍的な性質/ゆらぎから流れへ/情然の場にあらわれた陽陰の極性

(18)親子軸と男女軸の発生/「原初の心」の成長過程/本講座の今後の予定

(19)「情然」から生まれた「愛」/愛と自由、愛と生命、愛と理想/進化した人権思想

(20)「愛」と「物質」の意外な関係/「愛」と「存在」は同じもの/物質世界の謎を解く鍵

(21)サルトルの人間観/人間と万物、人間と神の関係/愛の理想と世界の創造

(22)世界観の三つの類型/世界観をめぐる三つの立場/第四の世界観の登場

(23)「和」と「道」の文化/日本語の構造と存在の構造

(24)キリスト教と共産主義/対立に満ちた世界/「情然の哲学」の特徴

(25)ホモ・シグニフィカンスの存在論/本講座の二つの目的

(26)ミニマム人間学という発想 /三つの秩序の統合体としての人間 /「ホモ・シグニフィカンス」の限界点

(27)『人間学とは何か』とその周辺/『人間学とは何か』の脆弱性/「新しい哲学」との遭遇/人間学研究の新たなステージへ

(28)どこを入口にするかという問題/「ミニマム人間学」を括弧に入れる/特別な霊長類としての人間/基礎理論としての「情然の哲学」

(29)人間の類型学を括弧に入れる/「情然の哲学」と新しい人間学/「神」と「原初格」の問題/人間学の普及のために

(30)文学とのリエゾンという方法/ホモ・シグニフィカンスとしての小説家/人間学のテーマと小説のテーマ/新しい講座の概要