人間学の現在(20)
あけましておめでとうございます。
2023年になりましたね。
早いもので、本講座の連載も今回で第20回になります。
二ヶ月に一度の更新のペースで今後もこの講座を続けていく所存ですので、本年もどうぞよ ...
人間学の現在(19)
今回は、前回の講座で予告したとおり『情然の哲学』第4章の内容を解説します。
第4章のタイトルは、「愛と自由と生命と理想」というもの。
愛、自由、生命、理想ということばは、いずれも抽象的な概念でありながら、わたし ...
人間学の現在(18)
では、「情然の海」のなかを泳いでいるアメーバの話を続けましょう。
親子軸と男女軸の発生
陽陰の極性を帯びるようになったこの姿のない生命体は、揺らぎのなかにいるだけでなく、流れのなかにもいることができるようになり ...
人間学の現在(17)
わたしたちはここ数回の講座で、「アルケー=情然」という世界認識の妥当性について考えてきましたが、今回からしばらくのあいだ、「情然」以後の世界について考えてみたいと思います。
原初の世界が「情然」の状態であったとしても、「情 ...
人間学の現在(16)
前回の講座では、比較思想の観点から「情然」の概念の有効性について考えてみました。
その結果、「アルケー=情然」という仮説を立てても論理的な矛盾は起こらず、そればかりか、この概念は、古今東西の諸思想に対して多くの接点をもって ...