新型コロナウイルスにどう向きあうか 第4回

第4回では、崎谷満著『新型コロナウイルスにどう向きあうか』昭和堂, 2020 の第五章 ポストコロナ時代への提言、から、第1節 ポストコロナ時代に求められるもの、を採り上げ、全体的な俯瞰と自由、多文化共存、生活権の保証について簡単に見 ...
人間学の現在(6)

前回は人間学の意義などについて話しましたが、これに関連することがらとして、今回は人間学の必要性について話してみたいと思います。
人間学は人間の存在を探求のテーマとする哲学ですが、人類の文明がどんなに進歩しても、哲学の必要性 ...
人間学の現在(5)

前回までの講座で、人間学のルーツの問題から哲学の一領域として成立した「人間学」の問題まで、わたしが理解しているところのものを簡単に説明してきました。
わたしたちはいま、人間学についておよその輪郭を掴みつつあります。
そ ...
人間学の現在(4)

前回の講座では、哲学的人間学の探求が「ホモ・サピエンスの人間観」に代表される五つの類型から「ホモ・シグニフィカンスの人間観」に至るまでの経緯を説明しましたが、このあたりでひとまずスタートラインに戻り、今回は、人間学の誕生というテーマで ...
人間学の現在(3)

今回は、マックス・シェーラーによって主題化された「人間観の五つの類型」と、その統合型として現れた「ホモ・ロクエンスの人間観」、それから、その発展形として提起された「ホモ・シグニフィカンスの人間観」について話してみたいと思います。