人間学の現在(10)
前回の講座では、「ホモ・シグニフィカンスの人間観」についての解説を行いました。
わたしはこの人間観を、現在の人間学における最も有力な見解であると考えていますが、この学説が完璧なものであり、人間学の研究が菅野盾樹氏の登場によって ...
人間学の現在(9)
今回は、菅野盾樹氏の『人間学とは何か』のなかで提示されている「ホモ・シグニフィカンスの人間観」について解説します。
「シグニフィカンス」の語義的な意味については、前回の講座で説明してあるので、ここでは簡単に振り返るだけにし ...
人間学の現在(8)
前の講座で予告したとおり、今回は、菅野盾樹氏の『人間学とは何か』に対する解説となります。
菅野氏のこの著作は、わたしの知るかぎり最も優れた人間学の入門書であり、そのためわたしのこの講座も、菅野氏の仕事を主要なベースにしてい ...
人間学の現在(7)
前回は人間学を学ぶ意義について考えてみましたが、今回は「人間学に公理はあるか」という問題について考えてみましょう。
人間の初期設定
わたしたちは普段、自分が人間であることを意識しているわけではありません。また、 ...
新型コロナウイルスにどう向きあうか 第6回
第6回では、崎谷満著『新型コロナウイルスにどう向きあうか』昭和堂, 2020 の第五章 ポストコロナ時代への提言、から、第3節 普遍性、を採り上げ、普遍的原理、基本的人権、国際連帯について簡単にまとめてみます。第5回で地域創造にとって ...