文学と人間学 第4回

前回の講座では、前期三部作の『三四郎』に注目し、「自我と他我」、「男と女」という二つのテーマが漱石文学の根幹にあることを確認しました。若者の自我が目覚める瞬間、そこには必ず他者の存在が影を落とし、往々にして男女関係が決定的な役割を担う ...
文学と人間学 第3回

文学と人間学 第3回
今回は漱石についての話の三回目ですが、本題に入る前に、「再読の意義」という問題について少しばかり話してみたいと思います。
再読は読書の醍醐味
今回の講座「文学と人間学」でわたし ...
文学と人間学 第2回

今回は漱石についての話の二回目ですが、本題に入る前に、一つの「そもそも論」について話してみたいと思います。
その「そもそも論」とは、日本文学の起源と伝統についてのものです。
日本文学の起源と伝統
日 ...
文学と人間学 第1回

文学と人間学 第1回
今回から「人間学の現在」に続く第二弾の講座になります。
そして今回は、その記念すべき第1回の講座です。
この講座では、原則として1回の講座に一人の作家を取り上げ、その作家の世界 ...
人間学の現在(30)

本講座「人間学の現在」は、今回が最終回になります。前回までの話でわたしがこの講座で語りたいと思っていたことはほぼ語り終えているので、今回は、次回からはじまる新しい講座の内容について話しましょう。
すでにお知らせしたとおり、 ...