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ベナン共和国の和解のプロセスについて



ベナン共和国国民会議
ドゥ・スーザ大司教による総評からの抜粋
1990年2月28日


ケルク大統領

私の顔から読み取れること、私の胸の鼓動から聞こえるもの、私の足の震えから見えるもの、それが皆様に最初にお伝えしたいことです。そして、大統領にまずお伝えしたいのは、私が本当に感動しているということです。

私自身が期待もしなかった冒険に乗り出したようなものでした。眠っているのか、あるは目覚めていて2本の足で立っているのか、どちらなのかを確かめようとしているぐらいです。感動と驚きで、当惑しているといってもいいでしょう。それが自分自身なのか、何か別の存在なのか、分からなくて当惑しているというのです。私が今、会場の中にいるのかあるいは外にいるのか。この世にいるにか、あるいはあの世にいるのか。大統領、私が感じるすべてことは、あなたの中で始まります。ですから、私は、私の感謝の気持ちをあなたにお伝えしたいのです。私は、あなたの洞察力を称賛し、国家主席として、悟られたことを、身なりは貧しく、体はぼろぼろになった国民ですが、皆は身も心も足も喜びで震え、共に称賛いたします。変化する時がきました。

先日、私は国民に同情するようにと言いましたが、あなたは即座に同情ではない「私はこの国民を愛しているのだ」と私を正してくれました。愛する心がそれを聞いて納得し、野心や権力に対して耳を閉じ、心は常に正しい言葉と正しい行動を探していますが、あなたは、正しい言葉を探し出し、正しい行動を取りました。それは歴史的であり、ベナンはいつでも、ずっとずっとあなたに対して感謝し続けるでしょう。(拍手)

私は、信じる者であります。2月19日とその前日、予期せぬ雨が降りましたが、ドスー首相は、そのスピーチでそれを祝福の兆しであると話されました。そして、本日、明るく輝く太陽の元、この会議が終了いたします。雨は、再び元気付けてくれ、穀物を育て、新しいベナンの種を育てるために土壌を肥やしてくれます。太陽が光り輝くようになるので、汚れたものは捨て去り、準備を整えて、人々が、ベナン国民が、彼らの権利と自由、調和と平和、寛容、地上のすべての人々とひとつになって尊厳ある国民として立ちあがることができるようになります。すべてみんな同じであり、神の名を呼ぶにもかかわらず、  人種、言語問題、報復などが存在しない大家族を作るために呼ばれています。共に生きるためにお互いを慕い合う各個人による決意で、愛のためだけにこの大家族が集まりました。大統領、感謝いたします。

あなたも言われたように、わが国は驚きをもたらしたし、今も驚き、そしてこれからもいつも驚きをもたらし続けるでしょう。そして、ジンスー大統領は、我が国家ダホメーの人々が自分たち自身を驚かせていたことを思い出させてくれました。執行委員会の代表者たち、国会議員、軍部、政府代表者、内閣代表者たちが一つ所にこのように集まって座り、一つの体制から別の体制になめらかに前進への変化を遂げた、このような集まりの場がこのホール以外にどこにあったでしょうか。このようなことはアフリカの歴史上、初の出来事だと思います。この場に注意を払い、神に感謝を捧げることこそが価値あることです。